ここではSynologyのNASの中でWordPressがどの様に稼働するか?を解説しています。
1.WordPressの稼働環境
WordPressの稼働環境を図示すると下記の様になります。
1.リモートPCからのアクセス
①リモートPCからのアクセスは総て「グローバルIP」でアクセスされます。
Synologyから取得したDDNSは、どの様な「グローバルIP」に変換されるか?は、下記のサイトで確認できます。
■上記画面でドメイン名を指定すると、利用されているグローバルIPが表示されます。
②更にPCのブラウザは「httpの場合は80」、「httpsの場合は443」を付けて「グローバルIP」でアクセスしてきます。
よってルータには上記ポート番号が来た時にはどのサーバに転送するか?の設定が必要になります。
③Web Stationでは、このアクセスはWebフォルダの中の「どのWPフォルダに転送するか?」を指定します。
「https://DDNS名/tec」でアクセスが来た時は、Webフォルダの中にある「tecフォルダのプログラム」が起動されます。
④tecフォルダの「wp-config.php」ファイルの中で「DBの種類」と「DB名」が指定されます。
【DSM6系のDBの種類】
・MariaDB10の場合:/run/mysqld/mysqld10.sock
・MariaDB5の場合:localhost
【DSM7系のDBの種類】
・MariaDB10:localhost
・MariaDB5:廃止されました。
メモ
リモートPCから「サーバ②」へのアクセス方法は下記になります。
https://DDNS名:8443/test等
明示的にポート番号を指定します。(例:8443)
ルータには「8443」の新たなポート番号は「サーバ②に転送しろ」という設定が必要になります。
又、「Web Station」には、「8443」は「https」で、testフォルダに転送しろ!という設定が必要となります。
2.ローカルPCからのアクセス
①ローカルPCからのアクセスは「DNSサーバ」を見に行きます。
②DNSサーバでは「DDNS名」は「どのサーバに転送するか?」の設定が必要になります。
③Web Stationでは、このアクセスはWebフォルダの中の「どのWPフォルダに転送するか?」を指定します。
「https://DDNS名/tec」でアクセスが来た時は「tecフォルダのプログラム」が起動されます。
④tecフォルダの「wp-config.php」ファイルの中で「DBの種類」と「DB名」が指定されます。
【DSM6系のDBの種類】
・MariaDB10の場合:/run/mysqld/mysqld10.sock
・MariaDB5の場合:localhost
【DSM7系のDBの種類】
・MariaDB10:localhost
・MariaDB5:廃止されました。
メモ
ローカルPCから「サーバ②」へのアクセス方法は下記の様にインターネットからのアクセスと同じにになります。
https://DDNS名:8443/test等