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2023年09月10日

「Synology Photos 」と「Photo Station」の違いとは


Synologyの写真アプリはDSM7になってから大きく変わりました。

DSM6:「Photo Station」と「Moments」がありました。

 

DSM7:「Synology Photos」だけになりました。

DSM7の「Synology Photos」は「Photo Station」と「Moments」の後継ソフトです。

しかし名称が変わった事により考え方も大きく変ったので、ここでは違いについて解説します。

1.変わらない事

2.Photo StationとSynology Photosの違い

3.Synology Photosの関連ドキュメント

4.Photo Stationの関連ドキュメント

 

1.変わらない事

写真を保存するフォルダには下記の2種類があります。

これは「Photo Station」「Synology Photos」で変わりません。

①共有フォルダにある「photo」フォルダ

・DSMユーザ間で共有する写真集

・インターネットに公開する写真集

として利用します。

②「homes→ユーザ」フォルダの中にある「photo」フォルダ

スマホの写真をバックアップするフォルダとして利用します。

 

2.「Photo Station」と「Synology Photos」の違い

1.Photo Station

管理者IDで「Photo Station」をインストールすると「共有フォルダにphotoフォルダ」が作成されます。

次に「Photo Station」を起動します。

①フォルダの作成で「公開フォルダ」を作成した場合

登録された写真やビデオは「インターネットに公開する写真集」になります。

②フォルダの作成で「個人フォルダ」を作成した場合

登録された写真やビデオは「DSMユーザ間で共有する写真集」になります。

また「DSMユーザ」でなく「Photo Stationの独自アカウント」も利用できます。

 

DSMユーザの「Photo Station」画面から「個人用のPhoto Station」の利用宣言をすると「homeフォルダ」に「photoフォルダ」が作成され、ここにスマホの写真のバックアップを取得する事ができます。

 

2.Synology Photos

管理者IDで「Synology Photos」をインストールします。

この段階では共有フォルダや個人フォルダに「photo」フォルダは作成されません。

 

DSMユーザや管理者が「Synology Photos」の起動後、利用宣言をすると「homes→ユーザフォルダ」に「photoフォルダ」が作成されます。

ここにスマホの写真をバックアップする事ができます。

 

DSM管理者はユーザアイコンメニュから「共有スペースを有効にする」を実行すると共有フォルダに「photoフォルダ」が作成され「DSMユーザ間で共有するフォルダ」や「インターネットに公開するフォルダ」の作成ができる様になります。

しかしインタネットに公開する為に機能は「Photo Station」よりはかなり劣ります。

 

 結論

[Photo Station]と[Synology Photos]の違いは下記になります。

・Photo Stationでは「共有の写真集」がメインで「個人の写真集も作れる」という考え方

・Synology Photosでは「個人の写真集」がメインで「共有の写真集も作れる」という考え方

 

以上の事から「Photo Station」をDSMユーザ間での写真集として使っている限りでは「Synology Photos」に移行可能です。

しかし「Photo Station」を独自のアカウントシステムで利用していたり、本格的な公開写真集として利用していた場合は「Synology Photos」に移行できません。

この場合はDSM6で「Photo Station」で利用し続ける必要があります。

 

3.Synology Photosの関連ドキュメント

ここでは「Synology Photos」に関する関連ドキュメントを紹介しています。

このアプリケーションを利用するとスマホやデジカメで撮影した写真をNASサーバの中に保管をして色々な人と共有する事が可能になります。

下記文書ではDSM7の「Synology Photos」の基本操作と用語を解説しています。

Synology Photosの基本を理解する

 

下記文書では個人フォルダの設定方法を解説しています。

スマホ写真をSynology Photosにバックアップして共有する方法

 

下記文書では共有フォルダの設定方法を解説しています。

Snology Photosに共有フォルダを作成する方法

 

4.Photo Stationの関連ドキュメント

ここでは「Photo Station」に関する関連ドキュメントを紹介しています。

このアプリケーションを利用するとスマホやデジカメで撮影した写真をNASサーバの中に保管をして色々な人と共有する事が可能になります。

下記文書ではDSM6の「Photo Station」の基本操作と用語を解説しています。

 ­Photo Stationの基本を理解する

 

下記文書では特定の人達で写真情報を共有する方法を解説します。

­ ­Photo Stationの写真を特定の人達で共有する方法

 

下記文書では誰でもアクセスできる写真WEBサイトを構築する方法を解説します。

あわせてウォータマーク機能やブログ機能もを解説しています。

­ ­Photo Stationの写真を公開WEBサーバとして利用する方法

 

Photo Stationは基本のもの以外に、DSMユーザ個々が「Photo Station」を持つことができます。

ここでは個人用Photo Stationの作成方法を解説しています。

­ ­個人用Photo Stationとは

 

Photo Stationではスマートデバイス用に「DS Photo」アプリケーションを提供しています。

ここでは「DS Photo」の基本操作を解説しています。

­ ­DS Photoの基本を理解する。

 

スマホで撮影した写真を自動的にアップロードする方法を解説しています。

­ ­スマホ写真をPhoto Stationに自動アップロードする方法

 

ここではPhoto stationを使った時に発生した障害と対策方法を解説しています。

­­ ­SynologyのPhoto Stationの障害対策

以上でこのドキュメントの説明は完了です。

関連ドキュメントは下記の関連記事一覧から探して下さい。


<関連記事一覧>

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ここではSynology Photosの共有フォルダを利用してDSMユーザ間で写真を共有する方法を解説しています。

ここではSynology Photosを利用してスマホの写真をSynologyの中に自動バックアップする方法を解説しています。

ここではSynology Photosの操作の基本を解説しています。

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