世界は「ロシア」、「イスラエル」の暴挙に驚いていたが、今度はなんと「米国」のご乱心。
これらは総て[核を保有している国]が[核を保有していない国]への武力行使で、国連も完全に機能不全に陥りました。
昔、田中角栄が「戦争を知らない人間が国の中枢に座ると戦争が起こる」と警告していましたが、最近では「日中関係の悪化」に加えて「日本の防衛予算増額による緊張」で東アジアでも戦争がおこる危険性が心配され始めてきております。
戦争をしない為の理想は、[経済]と[外交]で近隣諸国から信頼される事ですが、これは簡単にいきません。
そこに登場するのが[技術]による平和で、これが[パルスパワー技術を使った兵器]です。
1.レールガンに利用されるパルスパワー技術の歴史
レールガンの原理は古くから知られており、第一次・第二次世界大戦当時も、ドイツや日本で兵器化への研究が行われてましたが、弾丸を発射できるだけの電力が作り出せない事から、実用化には至りませんでした。
1978年、オーストラリア国立大学のR.A.Marshall 等がレールガンを使って約3gのポリカーボネイト飛翔体を5.9km/s(マッハ17)まで加速させることに成功させました。
これをアメリカの物理学会誌に発表した事から、全世界の研究機関がこのレールガン研究を開始しました。
各国のレールガン研究の成果は2年に1回開かれたEML[ElectroMagnetic Launcher]シンポジウムで発表され、その成果は全世界で共有化されました。
このEMLシンポジウムの成果はJAXAの前身である宇宙研の「矢守章」さんが下記の資料でまとめております。
https://www.kenkai.jaxa.jp/library/radio/pdf/kenkyu117.pdf
JAXAのレールガン研究は自らが研究するだけでなく、その設備を全国の大学の研究機関に開放した結果、日本は世界からパルスパワー大国と呼ばれまでに成長しました。
メモ
世界は軍事目的だけでパルスパワーの研究を始めました。
しかし日本は、JAXAが研究成果と施設を開放したおかげで軍事だけでなく、ありとあらゆる分野で活躍できる技術として研究された結果、すそ野の広がりと深さが他国と根本的に異なります。
下記はその一例です
①長岡技術科学大学の例
パルスパワー技術とは何かが良くわかります。
■レールガンの事例がありますが、これは兵器開発ではありません。
②パルスパワー技術研究所
下記資料は、このパルスパワー技術の歴史(真空管からパワー半導体)から、パルスパワーの応用分野を解説した資料で、日本のパルスパワー技術の裾野の広がりが理解できます。
■上記資料からパルスパワー電源は、真空管からSi(シリコン)、SiC(シリコンカーバイド)、GaN(ガリウムナイトライド)へと変化し、より高性能、より小型化が進められてきた事が判ります。
■新たなパルスパワーパの応用分野は「環境分野」、「医療分野」、「燃焼機器分野」、「食品分野」へと広がっていき、パルスパワーは民間技術の利用が必須である事が理解できます。
最後はこのパルスパワー技術を使った兵器で[三種の神兵器]とも呼ばれています。
①レールガン

レールガンは2本の導電レールの中に鉄鋼弾を挟み、パルスパワーで電流を流す事により発生するローレンツ力で鉄鋼弾を加速させる装置です。
②高出力マイクロ波兵器
HPM(High Power Microwave)は、マイクロ波発生装置(電子レンジのお化け)にパルスワーで電流を流す事により高出力マイクロ波を発生する兵器です。
ドローンやロボット兵器は、高性能化に伴い、より高速・低消費電力のLSIを使った回路を利用します。
HPMはこの様な電子回路を強力な電磁波で破壊する兵器で、新しいLSI程、弱い傾向にあります。
マイクロ波兵器は始め複数機を狙った照射をして、生き残ったターゲットがあったら1機づつ強力なマイクロ波で破壊する戦略を取ります。下記の動画を見れば良くわかります。
■この兵器は狭い日本では実戦の試験ができない為、米国との共同開発となりました。
2024(令和6)年07月:[高出力マイクロ波兵器]を「米国」と共同研究する事を発表(記事)
③高出力レーザー兵器
レーザー発生装置にパルスワーで電流を流す事により高出力のレーザー光を発生させる兵器です。
ドローンや迫撃砲等を熱で焼き切ったり爆発させる事ができる兵器です。
問題は光なので雨や霧等があると減衰してしまうので、日本の風土には合いづらい欠点があります。
専守防衛には上記の3つの兵器が必要ですが、一番強力なのがレールガンです。
2.レールガンが配備されると、戦争の形が変わります。
月にはクレータが無数にありますが、これは隕石が衝突した時におこる爆発によって作らたものです。
(一瞬で運動エネルギーが熱エネルギに変換された事による爆発です)

レールガンは弾丸を無制限に加速させることができる為、上図の様に[火薬を使わない爆弾]も可能ではないかと思われていました。
JAXAが研究に利用したレールガンは、プラズマアマチャを利用したポリカーボネイド弾で、これを利用した各種実験が行われました。
①衝突速度が 2000〜3000m/s(約マッハ7)以上の場合は、一瞬で運動エネルギが熱エネルギに変換されるために爆発が起こる事を証明しました。
(月のクレータに近い現象が確認されました。)
②ポリカーボネイド弾でなく金属の弾丸を利用する場合はプラズマアマチャではなくソリッドアマチャが必要になり、これを利用すると数回の発射でレールが使えなくなる問題が発生する。
等々の研究が行われた事を下記資料で報告しています。
参考資料:https://www.wakusei.jp/book/pp/1995/1995-1/1995-1-011.pdf
米国は海兵隊の上陸作戦に使用するミサイルや艦砲射撃弾の代わりにレールガンを使用する事を検討しました。
具体的には15Kgの鉄鋼弾をレールガンで初速2,000m/s以上に加速させる事を目指しました。
しかしレールの損傷が激しく実戦では使えないとの判断から開発を断念したと聞いていますが、もしかしたらスピードが足りなくて爆発効果がでなかった可能性もあります。
一方、日本は320gの鉄鋼弾をレールガンで2,000m/s以上に加速させ、船やミサイル等の人間が作った構造部を貫通する力に着目しました。(大地に比べて鋼板等の構造物は豆腐の様に柔らかい為、弾は貫通します)
日本は島国です。
よって日本を占領する為には[船]による兵器の大量輸送と、開戦初期の[ミサイル]攻撃が必要になります。
[船]の場合
レールガンの脅威は、[弾が小さく高速な為に検知できない]のに、下記の様な[事故]を起こす力です。

・鋼板だけの部屋 → 穴が開くだけ
・弾薬庫 → 誘爆事故
・燃料区画 → 制御不能火災
・原子炉区画 → 原子炉事故(これからは原子力を使った艦艇程危険です)
・電力・冷却・指揮系統 → 機能麻痺
[ミサイル]の場合
レールガンの脅威は、[数億円の超音速ミサイル]が[数十万円の鉄鋼弾]によって破壊されてしまう事です。
⇒ 
レールガンの開発当初は左図の様に[貫通破壊]を考えてたようですが、2023年に防衛装備庁が発表した紹介ビデオによると右図の様に[破片弾]による[爆発破壊]に切り替えた事が判ります。
(マッハ5の超高速ミサイルとマッハ7の破片弾の衝突)
これによりミサイル破壊の確率が飛躍的に向上します。
レールガンが完成し配備されると、海に囲まれた国はレールガンだけで守る事ができる様になります。
レールガンが配備された島国には軍艦は近づくことができない!が新常識になります。
次は内陸国です。
現在のレールガンは電源部に6Mのコンテナが4台必要ですが、これがもうすぐ1台になります。
そうなると[陸上戦]にもレールガンが登場します。
レールガンは地上の最強兵器 戦車や攻撃用ヘリコプタが大好物です。(爆発物の固まりだからです)
よってレールガンが地上でも動き回るようになると、ミサイルを始め戦闘機や攻撃用ヘリコプタ及び戦車等を使った侵略は不可能になります。(ロシアによるウクライナ侵攻等はできなくなります)
全世界の核を持たない国はレールガンを欲しがり、配備すると核保有国からの脅威が無くなります。
[結論]
人類が火薬を発見してからは、より高性能な爆薬/爆弾を持つ国が強い国でした。
しかし、レールガンが世界に配備されると、より高性能な爆薬/爆弾を持つ国ほど不利になります。
これこそがゲームチェンジ兵器と呼ばれる理由です。
3.日本のレールガン開発と情報公開による抑止力強化
2015年
防衛省ではこれからの兵器開発は民間技術の活用が必要との認識から、2015年に[防衛省]の外局に[防衛装備庁]を設立し、[秘密主義の兵器開発]から[民間技術を積極的に活用する兵器開発]へと大きく舵を切りました。
これが民間のパルスパワー技術を取り込む大きな第一歩でした。
2016年
今までレールガンの基礎研究は口径16mmで行っていましたが、2016年から新しい仕様で試作が始まりました。
しかし、この時点では技術シンポジウム等では公表しませんでした。
レールガン研究時の口径は16mmでしたが、2016年からは下記仕様で試作を開始しました。
・口径40mm 弾丸は約320g
・弾丸初速:2,000m/s以上
・レール耐久性:120発以上
迎撃対象はミサイルの「飽和攻撃」や「超音速ミサイル」で、攻撃対象は軍艦もターゲットにしました。
これらを実現する為には色々な会社の技術が必要で、下記の組織が開発に参加していると言われています。
| 組織名 | 実施内容 |
| 防衛装備庁(ATLA) | 仕様決定、発注、進捗、テスト、広報、有望な研究機関や企業の発掘。 |
| 日本製鋼所 | 電磁加速機構・高出力コンデンサなどの核心パワートレインを担当
レールガンの主要契約先 |
| 日本製鉄 | 高耐久レール素材の供給 |
| 三菱電機 | 電力制御・パルス電源、冷却・センサー連携技術を提供 |
| 三菱重工業 | 総合的なシステム統合・艦載搭載設計を担当
FFM護衛艦や将来イージス艦整備において中心的役割 |
| 川崎重工業 | 艦艇や砲塔機構などのハードウェア設計を支援 |
| IHI |
ガスタービンエンジンや統合電力システムの電源設計を担当 |
| 東芝インフラシステムズ | 冷却システムや海洋機器向けインフラ関連技術を提供 |
2017年
安倍倍首相はにトランプ大統領からイージス・アショアを押し付けられ、導入を決めました。
イージス・アショアとはイージスシステムの陸上版で、本来は海上自衛隊のイージスシステムを補強するシステムですが、押し付けられたイージス・アショアは海上自衛隊のイージスシステムと連動しないうえに、べら棒に高い兵器でした。
これを契機にイージスシステムでは
・各国で開発が進んでいる「超音速ミサイル(音速の5倍以上)」にも対応できない。
・更に無人機やドローンによる「飽和攻撃」に対処できない。
ことがマスコミ等の知られてしまいました。
その結果「撃ち落とせない」なら「敵基地攻撃能力」が必要との議論まで噴出し、スタンド・オフ・ミサイルの導入や開発が必要という話になりました。
2020年
防衛装備庁では新しいレールガンの試作機が完成しテストを開始した段階で、イージス・アショアでは対応できない超音速ミサイルを破壊する兵器として情報公開に踏み切りました。
[情報公開による抑止力の強化路線]の始まり
03月:河野防衛大臣がレールガンを視察 河野大臣のX
06月:河野防衛大臣がイージス・アショア計画の中止を発表
中止の理由は色々言っているが、結論は使えないものを止めただけ。
11月:技術シンポジウム
本来ならばこの年に今まで公開してこなかった情報を公開したかったが、コロナウィルスの影響で人を集める形式での発表ができなかった。
そこで[防衛装備庁のホームページ]でレールガンの情報を公開しました。
陸上装備研究所ではレールガンのエロージョン発生の原因はアーク放電であることを掴み、これを回避するための[アマチャ形状]や[銃口での電気の逃がし方]を変更し解決した事を公表。
更に新しい仕様でレールガン開発を進めている事を公表しました。

■2025年までは上記資料の全体が公開されていましたが、2026年の改定により削除されました。
上図はX上に残っていた資料で発表資料の一部です。
2021年
12月:技術シンポジウム
YouTubeで日本のレールガン開発の現状が始めて発表され、日本が実戦配備に向けて開発している事を世界が知る事になりました。
更には質問に答える形で、極超音速ミサイルの破壊は[破片弾]を検討していることも公表された。
日本が実戦配備に向けて開発している事を発表
関心を持つ人は2020年から調べていた事が判ります。
2023年
10月:海上でレールガンを発射する事に成功した事をマスコミに公表(記事)
11月:技術シンポジウム
上記動画は重要な部分はスロー再生で見てください
・戦車が爆発している所:地面が爆発しているのではなく[迫撃砲の弾薬]や[戦車が誘爆]していることが判ります。
・軍艦の貫通:[弾薬の誘爆]が表現されています。
・ミサイル破壊:[破片弾]による[爆破破壊]が表現されています。
2024年
05月:[レールガン技術]を「フランス」や「ドイツ」と協業する事を発表(記事)
11月:技術シンポジウム
レールガン
今までは電源部には20ftコンテナが4台必要だった。
これを充電部を1/2、パルス部を1/10にする[小型化]と連射に向けた[急速充電化]を進める事を公表

■これに関するビデオ情報は2026年の改定で非公開となった。
艦艇電源システム
護衛艦に[レールガン]、[高出力パルス兵器]、[高出力レーザー兵器]をそのまま搭載すると、艦が大きくなる。
そこで、各電源を共用電源にする構想を発表した。
2025年
11月:技術シンポジウム
レールガン
標的艦を使った射撃試験の結果を公表
弾種と距離を変えて複数回実施
下図が横須賀港に係留されてい[試験艦あすか]と[標的船]です。
6月7日に[標的船]が出港し、6月8日に[試験艦あすか]が出港し、[あすか]は戻ってきたが、[標的船]は戻ってこなかった。
更にこの試験後[あすか]からレールガンは撤去されたのでレールガンの試験は完了したと思われる。

今回の実射試験でレールガン弾による艦船の[貫通破壊]を検証しない訳がない。
また複数弾種でも試験をしたと言っているので、[破片弾]も完成しテストされた可能性もある。
しかし、[標的船が沈没]した事は発表されなかった。
高市総理、小泉防衛大臣になってから明らかに[情報公開による抑止力の強化路線]が変わった様に見える。
今回の発表も歯切れが悪かったし、過去に公表していた情報も非公開となった。
よってレールガンの開発計画は2028年(令和10年)までだが、[船の破壊]や[ミサイルの破壊]等については今の政府では公開しないと思われる。
2020年から始まったレールガン情報の公開は[公開による抑止力の強化路線]と思われた。その結果、
・2020年08月:[警戒管制レーダー]を「フィリピン」に販売する事を契約(記事)
・2022年12月:[次期戦闘機]を「イギリス」と「イタリア」と共同開発する事を発表(記事)
・2024年05月:[レールガン技術]を「フランス」や「ドイツ」と協業する事を発表(記事)
・2024年07月:[高出力マイクロ波兵器]を「米国」と共同研究する事を発表(記事)
・2025年07月:[中古の護衛艦]を「フィリピン」に販売する計画を発表(記事)
・2025年08月:[FFM型護衛艦]を「オーストラリア」と共同開発する事を発表(記事)
上記の様に情報公開により、日本の軍事面での信頼は全世界的に着実に広がっていった観があった。
メモ
私は情報は公開した方が、世界が爆発物を持つ軍隊の方が弱くなるという[新しい時代の潮流]を知り、日本には協力を求めるが、攻める等の馬鹿な考えを持つ国は完全に無くなると思う。
一番困るのはアメリカだが・・・
むしろロシアやアメリカが乱暴になったのは、戦争の常識が変わる前のあがきにも見える?
レールガンは2028年に完成を目指している兵器で、あとは[電源の小型化]と[破片弾]の設計と効果確認が完了すると終了になり、あとは実戦配備に移ります。
この時に重要なのがこのレールガンをどの様に取り扱うか?が重要になり、下記が私の所感です。
4.レールガン完成後に気を付けなければならない事
戦後、全世界は二度と戦争を起こさせない仕掛けとして国連を設立しましたが、[核を持つ国の横暴]により国連は機能しなくなりました。
レールガンは世界が平和を取り戻すことができる最強の兵器です。
戦後、日本の民間企業は米国から色々なものを学び成長し、米国から無理難題を押し付けられても負けずに強くたくましく成長し、更に技術を磨いてきました。
レールガンは何処の国でも作れますが、使用に耐えるレールガンを作れるのが日本だけという事です。
(日本企業が社員を大事する事を忘れない限り、世界は追いつくことはできません)
日本の防衛装備庁及びこれらを技術的に支えた日本企業に感謝します。日本の誇りです。
一方、日本を壊してきたのは米国に盲従する官僚や政治家及びマスコミです。
れいわ新撰組の山本太郎の[お話し会]で下記の事実を知らされました。(薄々おかしいとは思っていたが・・)
等々の恥ずかしい状況です。
この件は国会でも山本太郎が質問していますが、政府は何も答えないうえに国会議事録から不適切な部分は削除してくださいと事務官に命令しています。
またマスコミもこれを報じません。
太平洋戦争時に選択を誤ったのは、官僚と政治家とマスコミです。
レールガンが完成した時こそ世界が平和になるか否かの分水嶺で、間違っても米国に献上しないでください。
今の政府が一番心配ですが・・・・
日本は聖徳太子の[和を尊ぶ心]、[相手を尊重する精神]のもと、昔は中国や韓国から学び、明治維新後はドイツ、イギリス、フランスから学び、戦後は米国から学び、日本独特の文化の中で発展・成長させてきました。
これからはお世話になった世界への恩返しです。
日本政府はレールガンを始めとする防衛兵器を[核を持たない国の兵器]として位置付け、新しい国連を創設し、その加盟国だけに提供するルールを作り、新しい世界秩序のリーダを目指してください。
核を持つ国は一番最後です。
日本はレールガンで米軍支配から抜け出し、新しい世界秩序のリーダになり、米国を始めとする世界の国々を真の友人とする新しい世界秩序を築き上げる国になる事を望みます。