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2024年04月06日

SnologyのNASをIPv6で接続する


 メモ

このドキュメントは古いドキュメントです。

CloudflareとSynologyのNASの間はCloudflareのトンネルで接続しています。

詳細は[CloudflareのCDNにWebサーバを接続する方法とセキュリティ対策]を参照して下さい。

尚、セキュリティ対策の為にSynologyの[QuickConnect ID]も[DDNS]も現在は利用していません。

 

私の自宅のインターネット環境は下図の様になっています。

■自宅のルータはHGW(PR-300NE)の下にV6プラス接続用の(PA-WG2600HS2)が接続されています。

■以前はSynologyのNASは2台ともPR-S300NEに接続し、IPv4 PPPoEで利用していました。

内部からのインターネットアクセスはV6プラスのIPoE、インターネットからの自宅アクセスはGMOとくとくBBのIPv4 PPPoE接続という使い方になります。

■今回はSynologyのNo2をV6プラスと接続しているPA-WG2600HS2に接続替えをしました。

V6プラスのIPv4のポート番号は1ユーザ240個と限定されているので、実質的には利用できません。

またV6プラスのIPv6アドレスは半固定で、ポート番号に制限はありません。

よってIPv6でSynologyとインターネットは問題なく接続できます。

しかしIPv6通信を行う為には当該ルータと上位ルータの「IPv6ファイアウオール機能」をOFFにする必要が有ります。

1.IPv6に接続した後に行う事

IPv6で接続されたSynologyのNASで下記設定を行います。

1.ローカルのIPアドレスの設定

[コントロールパネル→ネットワーク→ネットワークインターフェイス]のLAN1のIPv4アドレスをマニュアルで設定して下さい。

以上で[http:IPアドレス:DSMポート番号]でローカル環境からDSMにログインできる様になります。

※DSMのポート番号は[コントロールパネル→ログインポータル→DSM]で確認/変更ができます。

 

2.QuickConnect IDの設定

ローカルのIPアドレスでDSMにログインして下さい。

[コントロールパネル→外部アクセス→QuickConnect]でQuickConnect IDを有効にして下さい。

以上でIPv4/IPv6環境からQuickConnectでDSMにログインできる様になります。

※QuickConnectで使えるアプリケーションは、QuickConnect画面の詳細ボタンを挿入すると確認する事ができます。

 

3.SynologyのDDNSの設定

[コントロールパネル→外部アクセス→DDNS]でSynologyのDDNSを作成して下さい。

また上記に合わせてSSL証明書も取得して下さい。

以上でIPv6環境からSyonoloyのDDNSを使った下記アクセスが可能になります。

[https://synologyのDDNS:DSMに設定されたポート番号]

※IPv4接続の時と違い、ルータに設定するポート番号の転送ルールは不要です。

 スマホのテザリングでIPv6でアクセスする方法

スマホの電話回線のデフォルトはIPv4接続になっている筈です。

これをIPv4/IPv6に変更する方法は下記になります。

[設定→SIMカードおよびモバイルデータ]を起動し、SIM情報[NTT DOCOMO]等をクリックします。

[アクセスポイント名]をクリックし、利用しているプロバイダを選択します。

この中にある[APNプロトコル]をクリックして[IPv6/IPv4]を選択し✓をします。

以上でIPv6通信も利用できるようになるので、テザリング環境でSynologyのDDNSを利用したアクセスが可能となります。

 

以上の様にSynologyのNASを個人が接続環境を意識してIPv6で利用する事は可能です。

しかし、NASの中にある公開Webサーバは他人がアクセスする為、IPv4網からアクセスできないと使い物になりません。

そこで登場するのがCloudflareというCDNツールです。

これを利用するとIPv6で接続されたSynologyのNASをIPv4/IPv6のいずれからでもアクセスできるようになります。

このサイトはこのアクセスツールで作成されています。

以上でこのドキュメントの説明は完了です。

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